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痛くて歩けない腰痛の原因は?【対処方法は?】

自分にあった健康器具の選び方! (6)
痛くて歩けない腰痛患者さん
『特に重いものを持ったわけではないのに段々痛くなってきて
歩くのも痛くて杖を付かないと歩けない・・
この原因は何なの?どうしたら治るの?』

という疑問に答えていきたいと思います。 



本記事の内容

  • ①歩けないくらい痛いときの腰痛の原因は
  • ②歩けないくらい痛いときの対処方法は
  • ③歩けないような腰痛が出ないようにするためには






↑のツイートで書きましたが、まずは原因をちゃんと診断してもらうことが
重要です。 


間違えた診断・治療法を行ってしまうと、
不可逆的(治らない)な後遺症を残してしまうことにも繋がりかねません。



後程詳しく説明していきます。



私があなたに歩けないくらい痛い腰痛の解消方法をお伝え出来る根拠としては
私の本業は整形外科でリハビリの仕事をしています。
今まで、延べ2万人の患者さんを実際に診て治してきました。 



『その中で、痛みが強くて歩くのもしんどいです。なんとかして下さい!』
という患者さんをたくさん診てきました。


そういった方達は
①まずちゃんと診断を受けること 
②日常生活でやっていいこととダメなことを知ること 
③適切な治療を受けること
④良くなってきたらまた悪くならないように定期的に自分でリハビリをすること


この辺りが非常に重要になってきます。 



最初は歩くのも痛かった方でも、ちゃんと上記の手順で治療を受ければ
ほとんど全員の方が良くなります。 



是非、今このような症状で悩んでいる方は私を信じて
試して頂ければと思いますので、宜しくお願い致します。 



歩けないくらい痛い腰痛の原因とは

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歩けないくらい痛い腰痛の原因は様々です。 
代表的な例を挙げていくと


  • 筋肉由来の痛み
  • 骨・神経由来の痛み
  • 内臓由来の痛み
があるかと思います。


そして、こららをまず診断を付けてもらうことが重要かと思います。 


なので、まずは自分でどうにかしようと思ったり、
接骨院や整体に行くのではなく、
整形外科を受診し、適切な検査(レントゲンやMRIなど)を受けて、
診断を付けてもらうようにしましょう。



診断を付ける、病名を付けることが出来るのは医師だけです。 


接骨院で、「これは筋肉の炎症だね」とか
「これは骨が折れている」
というのは出来ません。


たまに医者になったかのように、診断をする方もいらっしゃいますが、
基本は診断名を決めることが出来るのは医師だけなので、
受ける側も注意するようにしましょう。



では、これから歩けないくらい痛い腰痛の原因についてそれぞれに
分けて説明していきます。 


筋肉の痛み


まずは筋肉由来の痛みです。 



痛みの出方が、「急に痛くなった」「捻った・ぶつけた時から痛くなった」
というように、何か思い当たることがある場合、
背中や腰の筋肉を傷めてしまっている場合があります。


診断名としては「肉離れ」「筋損傷」と言った診断名が付くかと思います。 



また、急に痛くなった、というのがなくても、
同じ筋肉を常に使い続けてしまうことによって、
一つの筋肉に過剰に負担がかかってしまい、筋肉が骨にくっついている部分で
炎症を起こしてしまって、痛みが出る場合もあります。 



普段の生活で同じような姿勢を取ることが多かったり、 
同じような動作を繰り返している(仕事やスポーツなど)と
1つの筋肉に負担がかかり続けてしまい、筋肉を傷めやすいです。 



この筋肉由来の腰痛を診断する為には、
MRIを取らなくてはなりません


レントゲンだけでは骨しか写らないので、筋肉の問題は分かりません。 


ですので、骨に異常がないと分かっても筋肉の問題である場合が強いときは
MRIを撮ってもらうよう医師に確認してみて下さい。 


ですが、筋肉の痛みで歩けなくなるという方はそこまで多くはありません。 
筋肉の痛みであれば、軽傷であることが多いので、
歩けないほど痛ければ、他の原因を探した方がいいかもしれませんね。 


骨・神経由来の痛み


続いて骨・神経由来の痛みです。 
骨・神経の原因が最も多いかと思います。 



一番多いのは脊柱管狭窄症由来の痛みかと思います。 
脊柱管狭窄症とは、脊柱管と呼ばれる神経の通り道が、
何らかの原因により、狭くなって、神経を圧迫してしまっている状態です。 



これは高齢者の男性に多く
普段からの姿勢や使い方によって、徐々に脊柱管に負荷がかかり、
負荷がかかることで、周りの骨が飛び出で、圧迫したり、
周りの靭帯や脂肪などが硬くなって分厚くなって、圧迫します。



また同じような病態として椎間板ヘルニアというものがあります。 
これは、腰の骨である腰椎と腰椎の間にある、椎間板が、
何らかの原因によって、傷んでしまい、腰椎の中を通る神経(脊髄)を圧迫することによって起こる病態です。 



こういった病態は高齢者に多く、
神経に対して、なんらかの危害を加える為、 


①強い痛み
②感覚が鈍い
③力が入りにくい


などの症状が生じます。 



これらを診断するには、レントゲンだけでは不可能で、
MRIやCTなどの検査により、脊柱管の状態、椎間板の状態を確認して、
診断が付きます。 



また、骨の問題としては骨折が挙げられます。
転倒や事故などにより、強い外力が加わると腰椎の骨折が起こります。



高齢者で、骨粗鬆症を持っている方であれば、
いつの間にか骨折で有名な圧迫骨折を起こしている可能性があります。 



レントゲンで診断がつく場合と、
分かりづらい場合はMRIやCTの検査が必要な場合もあります。 



圧迫骨折などは、見逃してしまうと、
他の部位にも骨折が起こってしまったり、 
腰椎の変形が起こり、丸まった背骨になってしまう可能性があります。
十分注意しましょう。 


内臓由来の痛み


続いて内臓由来の痛みです。
こちらも頻度は多くはないのですが、
見逃してしまうと大変なことになるので注意が必要です。 



そもそも内臓由来の痛みとは、
腰に近い内臓に何らかの問題が生じると、
脳ではそれを腰の痛みと間違えて認識してしまい、 
腰痛だと感じてしまいます。



この痛みの場合、なかなか診断が付きづらいのと、
見逃してしまうと場合によっては命に関わる可能性もあるので注意が必要です。 



『腎盂腎炎』や『大動脈解離』などの時に起こることがあります。 
詳細は以下の記事をご覧ください。



特に大動脈解離は、激しい痛みを伴い歩くこともままならないと思います。
腰の痛みのせいで歩けないというのは異常です。
おかしいとおもったらすぐに病院へ行きましょう。


歩けないくらい痛い腰痛の対処方法は

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治療法には
①保存療法で治す
②手術療法で治す
の2つがあります。それぞれ説明していきます。

保存療法で治す

まずは保存療法です。
痛みを抑えることが最優先の治療となります。 



治療としては、まずは安静、そして薬によって、炎症を抑えたり、
ブロック注射によって、神経の痛み自体を抑えたりすることが一般的です。



なぜならまず痛みを改善しないと、痛みがあるせいで、
体は痛みを避けようと悪い使い方をしてしまいます。



そうすると今度は悪い使い方をすることによって、
筋肉が硬くなって2次的な痛みが出てしまうからです。 




実際に良くあるのが、痛みを我慢して我慢して、
悪い使い方が染みついてしまってどこから治したら良いんだろうと悩むような方は多いです。 



『仕事があるから休めないんだよなあ』



という方も多いとは思います。 
腰痛で仕事を休むのはなかなか出来ないのも理解できるのですが、


やはり、痛みは早いうちに治療を始めた方が治りやすいですし、 
早く治療を始めた方が結果的に早く復帰出来ると思います。 



また、腰痛の原因が仕事によるものであれば労災を申請することも出来るかと思います。 



日本人は、会社などに気を使って休まなかったり、
労災を使わない方が多いですが、
ちゃんと権利として設けられている制度なので使うようにしていきましょう。 



改めてお伝えすると、
痛みの治療が最優先です。
最初は安静と薬での痛みの軽減をしていきましょう。


手術療法で治す

基本的には保存療法です。
ですがそれでも良くならない場合は、脊柱管狭窄症も、椎間板ヘルニアも、
痛みの原因は神経を圧迫していることなので、
神経の圧迫を取り除く手術を行います。



なぜなら、痛みの原因が神経を圧迫している場合、 
いくら薬を飲んで一時的に痛みを抑えたり、リハビリで使い方を治したとしても
痛みの原因である神経の圧迫を取り除かない限り痛みは取れません。



実際に手術になる方は多いです。 
あくまで薬を飲むのは痛みを感じにくくしているだけで
原因を取り除いているわけではありません。



リハビリで使い方を改善しても、
それは腰に負担がかかりにくいようにしているだけで、
圧迫している原因は改善しません。 



『手術って怖いししたくないなあ。手術後も結局休まないといけないんでしょ?』
と仰る方も多いですね。 



確かに手術が必ず成功するかと言われると必ずではありません。
手術後もリハビリが必要になります。 



手術の術式によっても変わりますが、だいたい1か月で日常生活へ復帰、
3ヵ月で日常生活問題なし、仕事へ復帰といったところでしょうか。 



それでも痛みの改善には効果は最適ですし、
また神経の圧迫が長期的に続いてしまい、
神経が傷んでしまうと一生治らなくなってしまう可能性もあります。


なぜなら神経は一度傷ついてしまうと治りにくいと言われているからです。 



ですから、痛みが良くならない場合は手術も早い段階で決めてしまった方が良いでしょう。 




手術を検討しなければいけない条件ですが、
  • ①続けて歩ける距離が100m以内、または5分以内
  • ②痛みが強すぎる、どうにかしたい
  • ③上記の症状が少なくとも3ヵ月(1か月)以上続いている
になります。 



①、②のような症状であれば、かなり症状は重症と言っていいでしょう。
ですが③のように、どんなに症状が強くても一時的で、時間が経てば引いてしまうものもあります。



ですから、すぐに手術というよりは、まずは保存療法で様子を見て、
3ヵ月(どうしても我慢できなければ1ヵ月)で変わらなければ手術に踏み切る必要があるでしょう。




3ヵ月経っても症状が変わらない場合は手術を早い段階で踏み切らないと、
後遺症として症状が残ってしまう可能性もあるので気を付けて下さい。



※↑で3ヵ月と言いましたが、緊急的に手術を行わなければならない場合もあります。それは
①足に力が全く入らない
②足の感覚が全くない
③尿が出にくい、または尿が止められない 

といった症状です。



上記の症状が出ている場合はすでに重篤な神経の損傷が考えられます。



このような症状がある場合は緊急で手術を受けなければならないので、
次の診察の予約が先で取られていたとしても、すぐに診察を受けて医師に確認してもらった方が良いでしょう。




歩けないくらい痛い腰痛が出ないようにするには?

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最後に痛くて歩けない腰痛の予防方法についてです。 



なんとか、保存療法や手術療法で腰痛を治したとしても、
今後、痛くならない保証はありません。


しっかり腰痛の予防をしておかないといけません。 



腰痛を予防する上でのポイントは
  • ①柔軟性を高めること
  • ②腹筋を鍛えておくこと
  • ③使い方を治すこと
の以上です。 
一つずつ説明をしていきます。

柔軟性を高めておくこと

柔軟性を高めておくことは重要です。


なぜなら、柔軟性が低い、いわゆる体が硬い状態だと、
体が硬いのを代償して、腰に負担がかかりやすくなるからです。 



腰周りというのは、腰椎があるだけで、周りには筋肉しかありません。


その為、どうしても動きやすい部分になります。
良くあるのが、股関節や胸郭(胸周り)が硬くて、
本来股関節や胸郭で動かないといけないようなときに、
腰で代わりに動いてしまうことがあります。



そうすると、腰はもともとは動くのが苦手な関節なので、
腰が動き過ぎてしまうと負担がかかって痛みに変わってしまうのです。 



ですから、腰に負担がかからないように、柔軟性を高めておくことが重要です。 

腹筋を鍛えておくこと


続いて腹筋を鍛えておくことになりますが、
上で話した部分と繋がりますが、
元々、腰は動きやすく、動き過ぎてしまうと痛みが出てしまいます。 



その為、痛みを出ないようにするためには、
腰が動かないようにすることが重要です。



腰が動かないようにするために、何をしたらいいかと言うと
腹筋を鍛えておくことになります。 



なぜなら、腹筋(特に腹横筋と呼ばれるインナーマッスル)の作用に
腰椎を安定させる作用があるからです。 



腹筋を鍛えることで、腰椎が安定し、腰が過度に動きにくくなります。 
腹筋を鍛える方法として、ドローインが有名です。


 
ドローインについては下記の記事でまとめていますので、良ければご覧ください。



使い方を治すこと

最後に使い方を治すことが重要です。 


なぜなら柔軟性を高め、腹筋を鍛えても、
使い方が悪いと腰に負担がかかってしまうからです。


 
柔軟性があって、腹筋が強くて、腰の負担がかかりにくい状態を作れていたとしても、
実際に体を動かす指令を出しているのはになるので、
脳の指示が間違えていると、腰を過度に動かすことになってしまいます。 



能天気で頭の悪い経営者がいると負担がかかるのはそこで働く従業員ですよね。



体も同じで、脳の指示が間違えてしまうと、どんなに良い状態の体が合っても、
負担はかかってしまいます。 



『悪い使い方ってどんな使い方??』
と疑問に思うかと思います。 



悪い使い方とは、腰が過度に動いてしまい、股関節や胸郭が動いていない使い方になります。



例えば、右手を胸、左手をお腹に当てて、
椅子から立ち上がる動作の時に、その両手の位置が近づかないように立ち上がれていればOKです。



これが立ち上がろうとした時に、
右手と左手の位置が近づいてしまうのは、腰が曲がってしまっている使い方であり、
腰が過度に動いている状態です。 



常にお腹と胸の距離が同じになるように動作をするのがポイントです。 




まとめ:まずは整形外科に行って原因を解明しましょう!

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以上になります。
とにかく大事なのは原因をちゃんと診断を付けてもらうことになります。 



ちゃんと検査を受けて、歩けないくらい痛い腰痛の原因を明らかにしましょう。 



でないと、原因が分からないまま時間が経ってしまうと、
神経の損傷があった場合には後遺症を残してしまう可能性もあるからです。 



是非、無理をしないで治せるときに適切な治療を受けるようにしてみて下さい。 



整形外科でも変なところに行ってしまうと、診断が適切にされない場合があるので、 
心配な方は以下の記事を読んで、
正しい整形外科の選び方を確認してみて下さい。



もし、今、痛くて歩けないくらいの腰痛をお持ちの方はすぐに整形外科へ受診をしましょう!



最後までご覧いただきありがとうございました。



腰痛解消専門トレーナー
一条


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コメント

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一条@腰痛解消評論家

訪問ありがとうございます。
一条と申します。
鍼灸師、日体協AT、NSCS-CSCSの資格を持ち、
整形外科でトレーナーとして働いております。
今まで述べ2万人の患者さんの治療を行ってきました。
あなたの辛い腰痛の解消のお手伝いをさせてください!
宜しくお願いします。

詳しい自己紹介はこちらの記事をどうぞご覧ください。
自己紹介へ

【注目】腰痛を悪化させない為には高反発のマットレスが良い

【注目】腰痛を解消したいならお風呂がオススメ

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